いいわけはしない

ということで今日から更新頑張ります。

FF12やりましたよ。てことで自分なりの評価。

正直言ってひどいと思います。
システム、グラフィックはいいとして、ストーリーがダメダメっすね。
一言で言うと「竜頭蛇尾
ストーリー自体は悪くないと思うのだけども、見せ方が悪いような。
ダルマスカ王国の独立の話なんだけど、なんだか王女が独立したいっていう動機は
「ここは私の国(モノ)なの!」って感じで軽すぎないかなぁと。
だって帝国に支配されても、すんごい平和そうなんだもん。

帝国の支配によってダルマスカ国民は奴隷のように扱われ、いままで築いてきた
「ダルマスカ文化」の破壊等の帝国式恐怖政治。

王道だけどこのくらいだと王女が独立したい!っていうのはわかる。
あまり寄り道しなかったので、もしかしたら街のNPCが話してくれてるのかなぁ?
だとしても、そういうのとは別にストーリーの本筋に入れないとダメな気がする。
はじめのほうの帝国兵の「このチョコボは、お前ら100人分より価値がある!」
こういうのをもっと出せと。

ヴァンとパンネロだって戦災孤児なんでしょ?
戦災孤児」これほど使いやすい設定なのに、特に話はなし。
戦災孤児たちが唐突に帝国兵に殺され、それを目撃するヴァン」
ひどすぎ?でもこれくらいないとただ「戦災孤児がいっぱい」なんていわれても
「ふーん、かわいそうね」くらいしか思えない。

たぶん帝国=悪的な雰囲気を回避しようとして、こういう中途半端なことになったんだろうけどさ。だったら反乱軍の登場を増やせばよかったんじゃないかと思われるのですよ。
ぶっちゃげ反乱軍、ゲーム中でなにしてるの?ってくらい出てこない。

物語の序盤に帝国の悪逆無道の振る舞いを見せる。そこに「正義」の反乱軍登場。

これだと反乱軍と王女の動機が明確になっていいんじゃないかと。
その上で、帝国=悪的なものをなくしたければ、

帝国と反乱軍の争いに巻き込まれ犠牲を出す市民。
帝国兵とダルマスカ市民の間の恋や友情など>反乱軍の「売国奴狩り」

とかすれば「正義」ってなんだろ?ってなるし、さらに王女の苦悩を描けばグッと魅力的なキャラクターになるのでは。
これを踏まえたうえで、王女とヴァン(市民の立場)の主張のぶつけ合い的なものがあればいいのに。
「やってることは帝国と同じじゃないかッ!」みたいな。

あとね、オキューリア。どうみてもいい人たちにしか見えない。
この設定だと、歴史を人間の手に!っていう主張はナンセンスだと思うのですが。
オキューリアが歴史に過度に干渉してきて、戦争を引き起こし、悲劇を撒き散らす存在。
なら納得。まぁ確かに王女に新たな破魔石を与えようとしてた辺りは、人間に更なる混乱を与えてるように見えましたが。
でもさ、それは王女の「相手が核持ってるからアタイも!」的な流れだったからな‥。
それは結局、王女が帝国から独立したいって動機が薄すぎるせいだと思うのですよ。
力に力で対抗することの愚かさを王女の苦悩で描きなさいよと。
なんだかコンビニでデザート買うか買うまいか悩んでるようにしか見えないんだよね。
それもこれも、王女に戦争の虚しさ感が足りないせいかと。

まだまだ書きたいことはいっぱいあるけど、このへんで終わりにします。
とにかく色々と惜しい作品だったなと。
あ、王女のプリケツヒップは最高でした。以上